院長コラム
芸術の都パリで再認識した、WA CLINICが追求する『本質的な美』

先日、私はパリで開催された「アートバーゼル2025」を訪れる機会を得ました。グラン・パレの壮麗なガラス屋根の下に世界中から集まった珠玉の現代アート作品群は、まさに圧巻の一言でした。色鮮やかな絵画、思索を誘う彫刻、そして境界を打ち破るようなコンセプチュアルアート、その一つひとつから放たれる圧倒的なエネルギーは、私たちの感性を深く揺さぶります。

アートバーゼルは、単なる美術品の見本市ではありません。そこは、世界のアートシーンの「今」が凝縮された、まるで巨大なパレットのようです。今回特に印象的だったのは、最新の技術と伝統的な技法が融合した作品、そしてファッションブランドとアートがコラボレーションしたインスタレーションの数々でした。時代と共に進化し続けるアートの姿は、美容医療の世界にも通じるものがあると感じました。

 
医療とアート、美を追求する共通の視点
一見、全く異なる分野に思える美容医療とアートですが、その根底には「美を追求する」という共通の視点が存在します。

アートが作家の感性や哲学を表現するように、美容医療もまた、患者様の個性や美意識を汲み取ることが不可欠です。アートが緻密な構図や色彩の論理に支えられているように、美容医療もまた、皮膚科学という確かな理論に基づいています。

パリで多くの作品に触れる中で感じたのは、「本物」が持つ圧倒的な存在感でした。流行や一時的なブームに左右されない、時代を超えて人々を魅了する本質的な美。これは、表面的な美しさだけでなく、肌本来の健康と輝きを引き出すことを目指す、WA CLINICの理念そのものです。

著名なギャラリーの作品が一つとして同じものがないように、人それぞれが持つ美しさもまた、唯一無二のものです。アートバーゼルで作品を吟味するコレクターのように、私たちは一人ひとりの肌と真摯に向き合い、その方の個性を最大限に活かす治療を提案します。

このパリアートバーゼル2025での経験は、私自身の美に対する考え方をさらに深くしました。真の美しさとは、単なる外見の修正ではなく、その人自身の個性を最大限に輝かせる「創造性」にあると確信しています。

WA CLINICでは、アートの精神に倣い、一つとして同じものがない皆様の肌と美意識に真摯に向き合います。この貴重な学びをクリニックの理念と技術に反映させ、これからも皆様の人生に寄り添う美のパートナーとして、「本質的な美」を追求し続けることをお約束します。